24/06/03(月)
ヒーリングっど♥プリキュアを先ほど見終わりました
主人公に同情して敵に嫌悪感を感じるという意味じゃ今までで一番感情移入しながら見たプリキュアかもしれません
のどかの巡り会う運命がハード過ぎるしダルイゼンの所業がおぞましいを超えたおぞましい
ビョーゲンズのせいで何年も病院暮らしをしてやっと回復出来たと思ったらまた同じ病気にされてその自分を苦しめた存在に助けてくれと言われるというあんまりにもあんまりな仕打ちに胸が痛みました
さんざん苦しめたくせに病気になって俺を助けてくれとか言うダルイゼンはこいつ早く消え失せてくれねえかなって
今までプリキュアの敵は魅力を感じなかった敵魅力を感じた敵愛嬌を感じた敵かっこいい敵イヤらしい敵悪どい敵ダッサい敵と色々ありましたが嫌悪感を感じた敵はプリキュアだと初めてでしたというか最初で最後になりそうな予感
戦うことが好きじゃないのどかだけど生きるということは戦うということを心身から理解して戦うのどかはまさにヒーローだと思います
見る前からこのプリキュア変身後なんかえらい大人っぽくなるなあと思ったけど強い体を操り病気を打ち倒すヒーローは病気で寝込んでお医者さんたちに助けられてきたのどかがなりたい姿なのかなと思ったり
個人的には作品は作品単独で完結すべきで評価に時代背景を組み込むのはどうなんだと思う方だがさがねえ?コロナ禍に襲われてたからもっと紙芝居かと思ったら動き頑張ってて感動したしパンデミックの中病気と戦うヒーローの一年アニメやり遂げたと思うと生きてるって感じたあ…情熱を秘めた心の肉球…
ところで最終話は急に人間こそが地球のビョーゲンズ!って興奮する猿を見せられた時はなっなんや急に…ってなりました
ヒープリ俺も大好きだけどコロナ禍とダダ被りしたのはマジで最悪すぎる偶然だから…
プリキュアって1年前から企画動いてるからやろうと思って出来ることじゃない
コロナ禍に世界を蝕む病気と戦うプリキュアってすごいことになってたよね
香村先生特有のシリアスな世界観好きよ
あすみんというか追加戦士のおかしさも飛び抜けている
悠木碧ってこんな声出すんだなって
てか特にシーンによっては女優に声優させてるみたいな演技してた気がする
ひなたちゃんかわいいすぎる…
そして青キュアといえば?でイメージされる最大公約数みたいなキャラクターしてるちゆちー
勉強は満点当然なくらい出来て実家の手伝いしてスポーツは県内トップとかいうかなり才女なちゆちー
のどかはダルイゼンを助けたいラビ?ってセリフはコラのどか追い詰めさせるようなことラビリンに言わせやがってコラ話の構成分かりやすくさせるためかもしれんがコラ
って思ったんだけど思い返すとラビリンって二話でのどかにとってなりたい強い体で病気を打ち倒す存在の力一旦渡しておいて善意で奪おうとするってくらい心の機微疎いから脚本の都合とも言い切れないかもしれん…って思い直した
ラビリンの心労が察せられる
終盤の展開は歴代で一番好きなんだけど絶対賛否分かれるよなって…
好きだけど見てて心の肉球が疲れたぜ
前作前々作出るミラクルリープ出来いいと思う
バトルの緊張感がエグいのよこれ
辛勝が多いんだよね…
下克上を狙ってた奴は掌の上で踊らされてただけ
ボスのためなら死をも厭わない奴はその命をボス攻略に利用された
主人公を苦しめて笑ってた奴は自分が同じ目に遭ったときに誰も助けてくれなかった
三幹部の末路はまさに因果応報って感じで好き特に二番目
マジなんなのあの最終回
まさに心に凝りを残されて終わるんだけど
多分どうしてもやりたかったけどコロナ禍で話数飛んで最終回になってしまったとかなんだろうな…
やりたかったことは分からなくはない
いや中盤とかに挟まれても困るやつだろ人間の罪は…
人間が病原菌になるなら滅ぼす
人間が自然にいないものと扱ってる歪な結論だ
人間の可能性を信じるって結論ではあるんだけどね
前提の人間の危険性の話は確かゴミ拾いの回が1回あったくらいしか前振りが無かったかも
あの最終回も全体のテーマに対する一貫性として必要性とかハッキリしてるから私はいいと思う
でもそれはそれとして手当て犬様こわ…
ビョーゲンズの脅威が地球を蝕むということより生き物を媒体に増殖と強化を繰り返す生態の恐ろしさに焦点が当たりすぎてた感じはある
そのせいで最終的に地球を蝕むものって話に立ち返って人間と重ね合わせるのが不自然な感じになっちゃった
巻き込む側のラビリンがちゃんとでっけえ十字架背負ってくれるのがいい
一応承諾得た形になっててもラストまで一人で引きずってるのもいい
メンバーの中で突出して強い一人がいるプリキュアシリーズだとちょっと珍しいタイプのメンバー構成
ミラクルリープのループ3回目ののどかちゃんいいよね
初期の運動しすぎて倒れるのどかが生々しくて好き
今までろくに運動できなかったから自分の限界知らないの
ラテ様変身中は元気っていうか
えっキュアアースになったら合体して元気状態だと思ったらぐったり犬のままどっかに放置しとかないといけないの…?ってなった
せめて座布団用意してあげてほしいあれ
歴代で一番好きな作品なんだけどたぶん香村の癖で縦軸が弱すぎるのとコロナが重なったのとで厳しさはあった
もう1個のどかとダルイゼンで前後編あればってとこれは
のどかとダルイゼン回足りないと思ってる人いるかな…
回数は多くないけどいやもう十分だよ…と思う
妖精が戦場に出て共に戦ってるのはプリキュアとしては珍しいんだがヒーリングアニマルが医者で診察して処置を指示してるって考えるとそりゃそうだである
なぁなぁで助けてもらえると思ったか!甘えるな!ってダルイゼンの最後は好き
これからもやんわりとした戦いは続くって最終回はあった方が良いと思うけど出力が奇妙なのもそう
のどかっちの病気について宝生永夢ゥ!!と同じ展開にせずとも
なんらかの病気(話がエグくなってもいけないから別に明らかにしない)をお医者様が助けてくれたってだけの展開で良かったんじゃ?って今でも思ってる
ヒープリは何話放送できるかわからなかったので
とりあえず44話が最終回になってもいいように作ったとムックに書いてあったな
ダルイゼンにめちゃくちゃ辛辣な感想飛ばしてるのに特に突っ込まれない
しゃーない
ダルイゼンはせめてもっと強い敵であってほしかったなぁ……というのはあります
同時攻撃しかけてくるとか戦局が妙にシビアなのいいよね…
倒すのに時間かかると強くなるのいいよねよくない
ひろプリのハゲとかハチャプリの映画ボスとか同情出来ない身勝手な敵ってのもプリキュアにはいるんだがそれはそれで悪役やってんなーって感じで嫌悪感わかなかったんだがダルイゼンはなんかもう駄目だった
ダルイゼンのアレコレをDV彼氏に見立てて当てるのは何か違うだろ……?とは思う
DV彼氏が~っていうのは視聴者がいってるだけで
公式が言ってるのは女の子はなんでも言うことを聞く都合のいい存在じゃないまで
ことプリキュアにおいて組織から個人に至るまでほぼ全ての相互理解を突っぱねることになる敵は他に記憶にない
そういう勘違いも含めて香村さんのインタビューはやっぱりみんな読んでほしい
自分のことは大事にしていいって初代プリキュアの自分のために友達求めて何が悪いの自分を大事にして何が悪いのってのを思い出した
初代からそういう部分が好きだった
地球のためみんなのためそれもいいけど忘れちゃいけないことあるんじゃないの?は初代からのテーマだもんな
人類の敵なんだがキングビョーゲンへの愛って軸が絶対にぶれなかったからシンドイーネは嫌いじゃない
あとからだが〇ロいしな
キングビョーゲン様のためなら〇んでいい!っていう奴をキングビョーゲン攻略のためのワクチンにするって発想は素晴らしい尊厳破壊だと感心した
恐らく、ビョーゲンズのおぞましいさとは、人間を含めた地球上の全ての生命に対して何の悪意も敵意も興味もなく、路傍の石として軽んじているからなんだろうな。
プリキュア側が本当によく作られているだけに、ビョーゲンズの設定を詰められていなさは、返す返すも残念よね。
急遽取って付けられた最終回こそ論外なものの、ビョーゲンズ補完の意味では、続編があっても良いなと思えるプリキュア。
>たぶん香村の癖で縦軸が弱すぎる
いやいや、主人公の視点こそが物語の原則を鑑みるに、のどか/グレースのメインストリームは、作中一貫したガイドラインとしてしっかり機能ていると思うよ。
ただ、あれだけ因縁づけたダルイゼンなのに、ライバルとして結末が弱かったってのはあるのかなぁ。